The Normal One
「ノビシロですn」(以下省略)
Manchester United × Liverpool
ファンハール「リヴァプールは私にとってこれ以上無い最高のクラブだ。
なぜなら、いままで戦ってきた試合、全て!勝利しているからね。」(ニッコリ)
畜生だ。コレはまごう事無い畜生である。
蛭子能収、トミーズ雅あたりの者だけが許される類のド畜生発言である。
さてはこやつ、前世はポルポトの側近だな。きっとそうだ。
と言う訳で今回は、畜生感満載のマッチレポートを。
*スターティングメンバー
ユナイテッドはルーニーが欠場。
対するリバポはコウチーニョ、ララーナ、スタリッジ、ヘンダーソンの飛車、角、金、銀の4枚落ち。
お互い正キャプテンと10番を欠く試合。
ユナイテッドは4-2-3-1でリバプールは4-1-4-1。
両者、ガップリ四つで組み合う布陣の試合となります。
英国最大級のビッグマッチ。
他リーグクラスタからも注目度の高い試合だったと思うのですが
「お互い、メンツしょぼすぎじゃね??」
「ナショナルダービーwwwwwwwwンゴwwwwwwwwww」
??「マンチェスターユナイテッドとリバプールは優勝を金で買おうとしている」(50代 英国在住ポルトガル人 男性)
試合前からこんな声が聞こえてきそうな試合でした。
では実際に試合を振り返ってみましょう。
*ファンハールの策
まずホームのユナイテッドが仕掛けます。
選手個々の質で勝るユナイテッドのファンハールは11人対11人の試合をよりシンプルにする策としてマンツーマンプレスを敢行。
スペースではなく、パスを受ける選手達を潰す事でリバプールのビルドアップ阻害が、最初の策だったのでしょう。
そして、プレスの標的にされたのは右CBシュクルテルとGKのミニョレ。
局面は右から左に攻めるリバプール
このようなマンツーマンでパスの受け手を潰すユナイテッド。
また1トップのフェライニは1人で2人のCBを相手することになります。
この時、重要なのがボールマンに激しくプレッシャーをかけるのではなく、CB間にポジショニングすることで、CB同士の横パスを禁止させること。
これはドリブル、フィードに不安があり、展開力の低いシュクルテルに1秒でも長くボールを保持させようとするポジショニング。
キック精度の低さ、足下の稚拙さが目立つシュクルテルとミニョレに出来るだけボールを触らせようとする意図が感じられるファンハールの策。
さらにプレスはこんな場面にも徹底されており
ユナイテッドはスロワーの周囲に逆サイドのマタ、両ボランチ、トップを絞らせ、左SBも押し上げることで7人の密集を作る。
この時、黄色丸のスペースでボール狩り→ショートカウンター発動!が理想形。
それが不可能ならば再び、シュクルテル、ミニョレにボールを触らせるようなプレッシングに切り替える。
事実、リバプールはこの2人からボールロストを連発。
序盤はユナイテッドがボールを抱える展開に。
*リバプールの守備
ではリバプールの守備はどうだったかと言いますと。
今季から始めた4−1−4−1でユナイテッド攻撃陣を迎え撃つ様相。
カウンターの基準点となる1トップのベンテケだけを敵陣に残し、 最終ラインをペナルティエリアの約10メートル前に設定し、9人の守備ブロックを形成。
エミレーツでの試合同様に「ボールポゼッションは譲るが、スペースは譲らない」式で失点しないよう、手堅く試合に入ったロジャーズ。
耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ守備。
山本玄峰をリスペクトしていくスタイル。
左サイドではマタ、ダルミアン、エレーラ、キャリックがショートパスとフリーランでリバプールの守備を崩しにかかるも、漢イングスがグリーズマンばりの泥臭い守備を発揮し、ユナイテッドの攻撃を封殺する。
ハリルホジッチの言葉を借りるならば『デュエル』が右サイドでは行われていた。
WGのデパイがドリブルでシンプルに仕掛け、右SBクラインが対峙するシーンが強く印象に残った。またクラインがデパイを完璧に抑えていた事も追記。
時折、機動力に溢れるSB、ルークショーが高い位置まで攻め上がるも、右SHフィルミーノの奮闘でユナイテッドの攻撃を沈静化する。
しかし、このシステムではどうしてもボール奪取が自陣の低い位置になってしまい、カウンターを仕掛けようにも、CBやSBを押し上げるユナイテッドのゲーゲンプレスにより、思うようにボールを運べないリバプール。
しかし、ある程度押し込まれることは完全に想定内。
(マンツーマンは想定外だったと思うけども。)
事実、リバプールは前半の終了時、80%近いボールポゼッションを相手に譲るものの、決定機どころかシュートすら1本も打たせていない。
高いインテンシティを武器に、主導権を握り得点を決めたかったユナイテッド。
堅い守備で迎撃し、カウンターを仕掛けたいリバプール。
双方、試合の狙いが見えた前半でした。
*動き始めた試合
ユナイテッドは後半開始と同時にヤングを投入します。(デパイと交代)
デパイよりも周りの選手を使う技術に長けているヤングの活躍でユナイテッドの左サイドは躍動しだします。
そのヤングに対してクラインがファウルを犯し、FKでリバプールは失点(ヤング相手に接触プレーはNG。)
リバポの失点シーンですけど非常に面白かったのでキャプを。
こんな流れです。
「エリア内でブリントにフリーでシュートを打たせる」という答えから逆算したサインプレーですね。セットプレーをゾーンで守ると、こういうサインプレーにあっさりとやられてしまうんですよね。
凄くキレイにぶち込まれたので「ぐぬぬ」しか言えません。お見事。
個人的感情なのですが、バスケットボール経験者として思うのが、このシュバインシュタイガーのプレーが「スクリーン」だと認識されないで欲しいなあ。
不動の壁になるバスケットボールのスクリーンとは違い、両手で相手を抱きかかえており、完全に両足が動いている。100%、ムービングピックと見なされてオフェンス側のファウルを取られます。(バスケのルールだったら。)
オマー・アシクだってこんなに露骨なムービングピックしませんよ。
意図的に「相手の行動を制限する」という概念自体は似ているのかもしれないけれど、これをスクリーンと呼称するのはおかしいと思う。
「ブロッキング」「ハッキング」「ホールディング」等の方が意味的にしっくりくるような感じがありますが、これ関連の名称に自信のある方はTwitterでもコメント欄でも結構ですので、優しく教えてください。
そもそもシュバインシュタイガーの「両手で抱きかかえ、クラインの進路を妨害する行為」はノーファウルで正しいのかな?
競技規則を調べてみたのですが、よくわからないので競技規則に自信ニキは優しく教えてくださいな。
*崩れたリバプール
ユナイテッドのプレス強度が落ちた事も要因となり、奮起したリバプールは失点後は前半よりボールが持てる展開に。
しかし、必死の反撃もデヘアの壁を破れず。
同点弾どころかゴメスの集中力の欠けたスライディングがPKの判定、2失点目。
(あそこでキャリックにノープレッシャーは絶対に御法度。)
ベンテケのスーパーバイシクルシュートで1点を返すも、終盤にはアンリ2世ことマルシャルに鮮やかなデビュー弾を決められ、合計3失点。
結果、3−1でリバプールは敗戦。
ナショナルダービーは3連敗、ブレンダンロジャーズの首もいよいよ冬の網走レベルに涼しくなってきた模様。
PKを与えてしまったゴメスを筆頭に。
先発11人中3人が新加入のユナイテッドに対し、倍の6人が先発したリバプールはまだ選手同士の意思疎通、ひいてはチームとしての完成度がまだ低いなと思いました。
例えばこのシーン。
局面は右から左へ攻めるリバプール
クラインへのパスコースを切りながらシュクルテルにプレスをかけるデパイ。
デパイとは、まだ十分に距離があるので余裕を持ってルーカスにパスを出すシュクルテル。
縦パスを受ける前に首を振って次の展開を練るルーカス。
続いてエレーラがルーカスにプレス。
ルーカスはダイレクトでサイドに展開。
ショーの縦スライドでインターセプト。
ショーが見事な読みを見せたのは勿論ですが、クライン、フィルミーノに気の利いた動きが出来ていたらこのプレスは突破できていたと思う訳です。
受け手の次の受け手である3人目が意識しないといけないですね。2人だけの単純なパス交換だけでこのレベルのプレス突破は厳しいですよと。
次は左から右に攻めるユナイテッドに対してリバプールがプレスを敢行するシーン。
目には目を。ということで横並びの3人に対して3人をぶつける前プレ。
このあと、シュバインシュタイガーは縦パスを出すのですがユナイテッドのボランチが縦関係になっているので、パスの受け手はキャリック。
ハーフターンでもしようものならミルナー、ルーカスの忠犬タックルでショートカウンターや!のシーンなのですが。
ファッ!????
ショートカウンターどころか完璧に前を向かれてドリブルで爆走されとるがなwwwwww
アザールとちゃうんやぞwwwwwww
このあと、ズルズルと後退。ノーリスクでボールを前進させられます。
これフィルミーノの帰陣が遅れたことがそもそもの起因になっているんですよね。ベンテケ、フィルミーノの2枚プレスでは分が悪いと認識したチャンが思い切って前プレに参加。しかし無情にも味方は分断、この展開になった訳です。
フィルミーノは守備での軽い対応、帰陣の遅さ、攻守切り替えのスピードに難があるシーンが目立つ。プレミアリーグ1年目という側面もありますが一刻も早いフィットを望みます。
少々厳しい目線になりますが、チャンが飛び出した時点でミルナーもこの前プレに続かなければいけない。フィルミーノの場所をカバーする判断も決して悪くはないのですが、この場合の優先順位としてはボール>スペースです。
試合中、イレギュラーな状況に陥ることは多々あります。ミルナーは最適解を見出す努力が必要なのかもしれませんね。
右から左に攻めるリバプール。
ユナイテッドのゲーゲンプレスを回避し、チャンのゴリブルに合わせたベンテケがCBの裏を取ろうとしたシーン。
そしてオフサイドを取られるのですが。
どうして、これで裏を取れないかねー(⌒-⌒; )
ボールマンとCBの両方を視野に入っている。なおかつボールマンには軽いプレッシャーしか、かかっていない状況。
相手の最終ラインを見ながら裏に抜け出せるストライカーにとっちゃこれ以上ない絶好シチュエーションなんですけどねえ。
このベンテケを見て、スペイン方面からこんな声が。
スアレス「ここでオフサイすかwwww」
トーレス「ごもっともっすwww俺ならGKかわしてますよwwww(決めるとは言ってない)」
この状況、おそらくアグエロやコスタあたりなら完璧にCBの裏を取ってゴールパフォーマンスの最中にハムストリングスを肉離れしてる案件ですな。
厳しい試合ではこういった数少ないチャンスを生かせないといけない。個人的にティム・シャーウッドの「ベンテケはリバプールでは輝けない」発言をプギャーしたいので、ベンテケはこういうところ、しっかり頼みますよ。
もちろん、既存のメンバーにも足りない部分はあります。
相変わらずシュクルテル、ミニョレはビルドアップの貢献度が低いという問題。
個人でプレスを突破するのは難しいので、たまには味方と連動したチャレンジをしてみませんかという話でして。
たとえば
ミニョレを壁役にしたパスでロブレンにボール渡すとか。
たとえば
勇気を持ったドリブルで前進、相手を食いつかせて
サイドに展開するとか、もっとやりようはあります。
もちろんCBのボールロストはそれ相応のリスクを背負ったプレーではあるのですが、ユナイテッドだってマンツーマンというリスクを背負っている以上、それに対抗するプレーをしなければ、やられる一方です。
こう言ったリスクとリターンのバランスは非常に難解ですのでアンチェロッティ教授のチーム作りから正解を享受しましょう。
(教授と享受をかける高度なボケ)
最後は監督のロジャーズ。
完全に見通しが甘い。あんた、マンツーマンは完璧に計算外だっただろうと。
ビハインドの状況を打開する策が選手交代だけじゃ解任解任と騒がれてもしょうがないですよと。
マンツーマンで来るかも?という予測さえ出来ていれば、もっとやれたはず。
マンツーマンの特徴は『自分たちのポジショニングによって相手のポジショニングが決まる』という事。
それを逆手に取って
両WGを高い位置に押し上げると同時に、両SBを低い位置に下ろす。
相手を強制的に4-3-3の形にして。
ベンテケをトップから下ろして、中盤で4対3を作るとか。
前線に大きく蹴るにしても、ブリント、ショーのいる左サイドにベンテケを流してフリックを使うとか。やりようがもっともっとあるはず。
見通しが本当に甘い。甘すぎる。
ロジャーズはこれまで、時間は十分すぎるほどに与えられてきたはず。
今季に限っては、補強も全て任せてもらっているのだから勝てない責任の所在は全てロジャーズだし、選手が活躍できないのもロジャーズの工夫が足りないせいだ。
選手自体の質や怪我人がどうこうの事情もわかるけども、どうしても納得できない。圧倒的に細部が荒すぎる。
次こそはファンハールにリベンジを決め込んでほしいのですが、ロジャーズが解任されている可能性がそれなりに高いので期待できないのが正直なところ。
なおかつサポーターの間でもロジャーズへの反対勢力は多い。
KOPから満足なサポートも受けれないこの状況からどう打開するのか。今後のロジャーズの立ち振る舞いに注目してみましょう。
次の監督総選挙はTwitter上だとクロップ、アンチェロッティの2強ですね。
どちらも見てみたいですな。
え?ぼくですか?
パコヘメスがいいです(^q^)
おわり。
Different character
アモンファー!!!!(テンテレテンテン、テレテレーン)
4−1−4−1です。
Champions Leage Final 〜MSNとかいう大三元〜 東2局
フットボールを愛してやまない皆様。
チョモリアプ スーア(クメール語でこんにちはの意味)
さてさて!!MSNシリーズも2回目!
前回は「M」のメッシ
今回は「S」のスアレスを。
まずはスアレスという選手の特徴について簡単に。
最終ラインの裏へ抜けるのがお上手で、1体1も強い。味方も使える。
なおかつ中盤へ降りて楔のパスを受ける動きも達者で、サイドに流れたり中盤の低い位置に下がってのチャンスメイクもお手の物。
更に、ボールが無い時の動き、DFとの駆け引きも世界最高クラス。
また守備でも攻守の切り替えが早く、相手のビルドアップ時には前線からプレスをかける献身さを備える選手ですねー。
言ってしまうと、ほとんど!完全無欠な子なんですよ。
まぁ、はっきりとした弱点は人を甘噛みしちゃうことですねー。
(*画像はイメージです。)
余談ですが、スアレスは再び噛み付くと思っていますwwwww
彼にとって噛みつきは感情表現の一つなのかなと。
極端な話、泣いたり笑ったりするのと同じ様な感覚だと認識しています。
(また噛みついてバルサを追い出されても、アンフィールドは暖かく迎えるやで)
話を戻しますが
スアレスはCL決勝でも二点目を上げる活躍でした。
守備時はGKやCBへの積極的なプレス
攻撃時はCBの裏へ抜ける動きを繰り返し、相手の最終ラインを低くする動きでチームを助けていました。
(執拗にCBの裏を狙うスアレス)
献身的なスアレスをひたすらに褒めちぎりたいところですが
今回は僕がスアレスに注目している点。
首振り、選択肢の豊富さ、それを実行する判断力を総合したもの。
通称セレクト術の話を少し、させてください。
局面は右から左に攻めるバルセロナ
パスを受ける前に事前に首を振って、背後の状況を確認するスアレス。
アタッカーはパスをもらう前から!!
勝負が始まってい・る・ん・です!!(CV:川平慈英)
この局面を切り取って次の展開を予想をすると
僕には3つ浮かんできました。
(1つはダイレクトでバックパス)
②
パスを受けるスアレスには背後からプロレスラー(エブラ)が強く寄せる
↓
スアレスは前を向いているメッシにダイレクトで落とす
↓
メッシはサイドチェンジor赤丸へドリブルし逆サイドへ展開
のパターン。
③
背後からエブカスが強く寄せる
↓
スアレスが左足インサイドでボールを持ち出して、赤丸へドリブル
↓
相手の左SB、中盤を食いつかせて逆サイドに展開or一度、後方へ下げるパターン。
この3つの内のどれかかなと思っていました。
では、実際はどうだったのか。
ここでエブカスは寄せずにステイを選択。
スアレスはパスを受ける直前に首を振り、背後(エブラが寄せない事)を確認。
スアレスは寄せてこないエブラを見た後、右足を外に開き、前を向いたニュートラル状態でパスを受ける。
パスを受ける前の細かい首振りもエクセレントですが、
注目点はドリブルを開始する前の細かく刻んだステップ!!
これが非常に萌えポイントが高い!!
バスケットボールにおけるハーキーステップ
テニスにおけるスプリットステップの発想に近いものがありますね。
このステップのお陰で、エブカスのドリブル対応を一瞬遅らせ、パスに対してのファーストタッチが利き足(右)のインサイドで出来るという2つの利点。
使えるスペースが狭小な路地裏サッカー出身ならではのアビリティですな。
スアレスはこのままエリア内に侵入、ゴールポストギリギリのシュート。
(守備の枚数が揃ってるのにチャレンジせず、ズルズルと後退をするユベントスに極東の島国ディフェンスの姿が重なって見えたのは僕だけではないはず)
ただ、これも一つの守り方なので否定するつもりは無いです。
DFは無理にチャレンジせず、シュートコースの限定をして、ブッフォンに任せるって選択肢もまた正解ですよね。(結果的に点は入ってない訳だしね。)
話を戻しますが、エリア内でシュートを打たれた件について。
そもそもエブksが寄せないから容易に前を向かれ、ドリブルを許したんだ!!
最初から寄せておけばよかったんだ!論が正解なのか?と考えてみると
一概にそうとも言えないんです。
局面は右から左に攻めるリバプール
ジェラードの縦パスを受けに中盤へ下りるスアレス
背後には最終ラインからホーミングしてスアレスを潰そうとするCB(ちなみにこのCB、後にリバプールへ入団するロブレン氏です)
スアレスはパスを受ける直前に背後のCBを確認し、あえてボールをスルー。
ロブレンは簡単に入れ替わられて、一発で裏を取られる始末。
非常に軽い対応です。カルバンクラインです。軽井沢です。
その後はお察しの通り、スアレスに広大なスペースを蹂躙され、赤丸に走り込んだスターリングへの丁寧な横パスでジエンドです。
また話は逸れますが、スターリング最大の武器は相手にとって危険なスペースを見つけ、適切なスピード、最適なコースを走る「フリーランニング」だと思ってます。
あと案外、裏へ抜ける味方へのスルーパスを出すのも上手いです。
僕、SASさんの下僕ですよ感を出してた頃が輝いてましたね(遠い目)
空いたスペースに走り込めば、最高級のパスがポンポン飛んでくるわ
前を向けば、裏抜けが上手いSASへのパスを出せば即チャンスですわで
ワイ将、ボーナスステージ突入wwwwこの世の春でござるwwww
って感じだったんですが・・・
諸事情により縦のポジションチェンジが消失し、Windows95みたいなFWしかいない今のリバプールでは瀕死状態です(爆)
そもそもね、ワイドに張ってひたすらドリブルを仕掛け続けるスターリングなんて、正直、モー◯スやウォルコッ◯以下なんですよ(笑)
適切な使い方って難しいよなぁ。
再びスアレスの話に戻しますが
安易に寄せる→交わされる
寄せない→前を向いて仕掛けてくる
さらに1対1も強いのでDFはどうしようもないですしお寿司です。
セレクト術を持つ選手って本当に希有な存在でして、テレビで見てる側の予想を簡単に裏切ってくるので面白いんですよね。
やっぱりスアレスは裏切り数が物凄い高いです。世界1位です。
(2位はPSGのルーカスモウラたん!)
サッカーを楽しむ上で、ゴールだとかアシストを見るのも勿論好きですけど、 勝手に次のプレーを予想したり、見事に騙された後に
おのれ、スアレス・・・(恍惚)
みたいな楽しみ方も良いですよねー。
最後に、スアレスのキャリアを通じて凄かったセレクト術を1つ挙げるなら、
リバプールに見切りを付けて、バルセロナ移籍を選んだのが1番凄かった(涙)
そろそろ帰ってきてもええねんで(切実)
涙でディスプレイが見えなくなってきたので、今日はこの辺で。
それでは、ごきげんよう(CV:倉敷保雄)
Champions Leage Final 〜MSNとかいう大三元〜 東1局
いやー、欧州14-15シーズンも終わりました。
振り返ると、1年間で色んな出来事がありましたね
リバプール関連ではロブレンの第二子誕生とかね!!
(抑えきれないのは相手FWだけではなく、自身の性欲もそうだったか・・・)
さて、今日は人類の晴れ舞台ことCLの決勝についてキーボードをポチポチしようと思います。海外厨としては見逃せないイベントですのでね。
ただ、僕にマッチレビューなんていう高尚なものは書けないので、今回はメッシ、スアレス、ネイマールの通称「MSN」という3トップにクローズアップしていきます。
最初はMことメッシから。
メッシのドリブルが凄い!!!そんなこと今や小学生でも知っている訳ですが、ことCL決勝に関してもドリブルは凄かった。しかしソレ以外も異次元だったなぁと。
言わずもがなサイドチェンジですよね。
これは一本目のサイドチェンジです。
右から左に攻めるバルセロナ。
メッシのドリブルに対応するために、ユベントスはコンパクトな陣形で対応しているのですが
メッシはパスを受けてから、1秒以内にこのサイドチェンジを繰り出してきます。
逆サイドの奥深くまで見渡せる視野の広さ、自然なドリブルの流れからほぼノーモーションでこれを蹴れる技術、判断力、パスそのものの精度、スピード。
本当に異次元の選手です。サイドチェンジの名手達と比較しても明らかに異質。
こちらが2本目のサイドチェンジです。
守備ブロック全体を左に寄せる+左SBの握手できないマン(エブラ)を高い位置に上げて、メッシのドリブルを警戒するユベントス。
しかし、このサイドチェンジ。
しかも2本目は受け手がネイマール。そしてエリア内で待ち受けるのはスアレス。
守備のスライドも間に合わない危機的状況。(ユベントスはネイマールの中央への折り返しをリヒトシュタイナーのハンドでどうにか切り抜けるという荒技を披露www)
メッシのドリブルなんて2人がかりでも捕まえきれないので、守備ブロック全体を密集+スライドさせないとどうしようもないんです。当たり前の話ですが、どこかを集中的に守る為には、どこかを捨てるしかないんです。
ユベントスが捨てたそのスペースにぶち込んでくる縦幅35メートル×横幅60メートルの超正確高速サイドチェンジ砲をどうやって止めればいいんでしょうか・・・
散々サイドチェンジを意識させといて、この後に平然とした表情でドリブルを仕掛けるメッシの鬼畜っぷりには泥酔状態で試合を見ていた僕もさすがにドン引きです。
あと特筆すべきはメッシのシャビ化ですよね。
右WGのメッシが中に絞って、右WGのスペースはラキティッチ(アウベス)が埋めて中央でシャビ御大ばりの縦パスをメッシが打ち込むという図。
もうね、あなた様の本職はどこなんだと。天から何物も享受しすぎだろうと。ヘンダー◯ンやラム◯ー、◯ディラよりも良質な縦パスを出してるじゃねえかと。
かつて0トップシステムの王様としてシャビ、イニエスタ、ブスケツに振るわれ、世界最強の刀として君臨したメッシが、今ではネイマール、スアレスという刀を振るう剣豪に進化!!なんて誰にも予想できないですよ。
進化論の父、ダーウィンも二度見するレベル。
まぁでも、冷静に考えたらメッシもバルサの下部組織出身なんですよね。それを含めて考えたらなんとか合点が行く・・・のかなあ?
選手として最後のポジションは中盤の底で高精度のロングフィードをバシバシ飛ばすのかな?
最後にバルセロナの1点目の話を少し。
(あくまで!!!結果論の話をします。)
これ、メッシのサイドチェンジを受けてから、CBがネイマールに釣り出されて、黄色丸がぽっかり開いてる画像なんですけども。
何度、検証に検証を重ねても、イニエスタが黄色丸に走り込む段階で止めるしかユベントスは失点を防ぐ手段が無いと思うんですよね。
メッシのサイドチェンジは防げない。ネイマールにCBが釣り出されるのも防げない。イニエスタ→ラキティッチのパスも防げない。
ラキティッチのシュート自体も防げない。
だとしたら論点は「誰がイニエスタを止めるべきだったのか」です。
(見事なまでにピルロの両脇が狙われてるwwwwwwww)
まず絶対にやらせていけないプレーはネイマールのカットインシュートです。
CBと連動してネイマールのカットインを防いでいる+背後から走り込んでくるイニエスタは死角=マルキージオはどうしようもないです。
無罪です。
でもイケメンなのでやっぱり有罪です。僕と顔を交換すべきです。
ビダルはビダルで、2トップと連動してCBやブスケッツに前から激しくプレッシャーをかけ続けていました。
広い可動範囲でのハードワークを課す事が義務づけられている彼に対して、イニエスタに走り負けた責任は大きい!お前のせいで黄色丸を使われて失点したんだ!!
っていうのも僕はちょっと違うんじゃないかな?という思いです。
じゃあ誰が悪いのか?ってなるんですが、ぶっちゃけた話
ピルロが8割くらい悪いんじゃないのかなと思います(笑)
ピルロが黄色丸を埋めずに、メッシをケアし続けた事が良くなかったと思います。
黄色丸を空けたままにしておくのが危険な事くらいピルロは認識していた。
ちなみに時間はまだ前半の3分。ピルロに黄色丸を埋める体力は十分にあったはず。
ここでのピルロはメッシをケアしていました。それは事前に首を振って確認しています。判断力という視点から見て、黄丸を埋める選択肢も当然あったはずです。
更に、スピードに乗ったイニエスタ相手に、ピルロが寄せたところで攻撃を終了させられるか?と言ったら、そんな可能性なんて皆無に等しい訳じゃないですか?
だからイニエスタへボールが渡る段階で潰すべきなんです。
ピルロが黄色丸を埋めて、ポグバなりエブラなりがピルロの位置にスライド。
もしくはテベスやモラタのプレスバック(ポグバも手でメッシを指してますね)でメッシの対応が出来れば防げたのかな?どうかな?
という感じですが、これを試合中に判断しろって事自体が不可能ですよね。
結論:サイドチェンジ一発でこの状況を作り出したメッシが最強
って言う事でここは一つ。
ブレンダンロジャーズが追った幻影
初めまして。りーせと申します。
Twitterでもお世話になっております。
Liverpool FC を中心にブログを更新していこうと思っています。
よろしくお願いいたします。
今回が初更新なので、(某赤い悪魔にシーズンダブル喰らったことや、最終節でトッテナムに抜かれ、6位になった事は華麗にスルーして)明るく行きます!!
ブレンダンロジャーズの理想
14ー15シーズン、チームの核弾頭であるスアレスがバルセロナに移籍。
スタリッジの0.5トップシステムを軸に動き出した新生リバプール。
その概要をサラッと紹介します。
局面は右から左に攻めるリバプール
サイドに流れて、味方CBからのロングボールを受けてターン
CB-SB-CH-CHのスペースでキープ、味方が追い越す時間を作るスタリッジ。
右SB裏(黄丸)に走るスターリングへパス、スタリッジ自身もGO!
両WBを先頭に2シャドー、スタリッジの5人がエリア内になだれ込む攻撃。
もう一つ
右から左に攻めるリバプール
CBが敵陣までボールを運ぶと同時に、アレンが中盤底のシェルビーを釣り出してCB-DMF間にスペースを作ります。
CB-DMF間で「間受け」を狙うスタリッジはパスを受ける前に、首を振って周囲を確認。
少し話は逸れますが「首振り」ってプレーの成功率が上がるだけでなく、プレーの選択肢が増える立派な技術です。メッシやシャビクラスだと絶対に欠かさないです。
彼らにとっては技術というより習慣。もはや無意識的に行っているんでしょうね。
『パスを受ける前に首を振ってこそ一流』
と高らかに主張したいのですが、レアルマドリーにいるC・ロナウドは結構サボるんですよね(実はスタリッジも結構サボる)
なので、『首を振っても降らなくても、どうにかしちゃうのが一流』という事にしましょう(爆)
最終ライン裏ヘ走り込むヘンダーソンへヒールパス。
スタリッジを潰しに行ったCBのスペースに走り込み、得点。
ここでスタリッジの仕事を図にするとこんな感じです。
※青丸は相手の4バック
①オレンジのスタリッジがサイドに流れてPAを空ける→両WB、2シャドーがそこへ走り込む。
②CBを引き連れて中盤へ降りる→ボランチのヘンダーソンがPA内に走り込む。
仮にCBが食いつかなければ、そのままパスを受けてドリブルなりミドルシュートなりを選択。
③最終ライン裏への走り込み→パスを受けれたらGKと1vs1
仮にパスを受けられなくもCB-MF間を広げてくれますので、そこを2シャドーが使うという寸法。
いわゆる0トップってヤツです。
レアルマドリーがやっている様にベンゼマがトップを空けて、そこにベイル、Cロナウドとかいう張飛と関羽がPA内に特攻するシステム。
ソレと原理は同じなんですね。
リーガ厨に言わせたら
おいおいwwwwwwwスペインを越えてイギリスに渡るまで何年かかってんだよwwwwwwwwファーーーーーwwwwwwwって感じですが
だってだって!!!戦術的の発展よりも豪華な選手につぎ込んだ方がいいじゃん!!!!アンチェロッティだって似たような事を言ってたもん!!理論です。
戦術面での進化を疎かにし、莫大な放映権をエサに他リーグのスターを乱獲することで他国と渡り合うプレミアリーグ・・・大好きです。
と、スアレスマネーで選手を大量補強。
プレミアでは異例の流動性溢れる0トップ&英国人軍団で戴冠を狙うロジャーズリバプールの新シーズン。革新待ったなし!!!
Vやねん!!リバプール!!!
と・こ・ろ・が!!!
大炎上ンゴwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
久しぶりのCLでは6戦1勝。
今度こそ!と意気込んだELも一回戦敗退。
マンチェスター高額査定ユナイテッドにはシーズンダブルを喰らい、チームの至宝スターリングは移籍志願。
終いにはキャプテンジェラードのリバプールラストマッチでは6失点を喫する始末wwwwwwwwwwwwww
どうしてこうなった(AA略)
ブレンダンロジャーズの現実
失敗した原因を振り返ると108個くらいありそうですけど・・・
いくつか挙げると、
- 昨シーズン、機能していた前線からのプレッシングをやめてしまったこと。(戦術面の幅を広げるため?に、自陣から引いて守っていた)
- 後方での稚拙なビルドアップ。ロングボールを使わないコダワリが相手のプレッシングの狙い撃ちにされていた。案の定、失点は重なり続けた。
- スタリッジが怪我に継ぐ怪我。そしてスタリッジシステムに時間を費やした結果、他のFWを使ったプランB、プランCを用意していなかったこと。(スタリッジ役をバロテッリやランバートでは明らかな無理があった)
また一般的なポゼッションサッカーと呼ばれるものはボールを失った瞬間、複数人でボールを奪い返す守備が鉄の掟。
ボールより前に送る人数が必然的に多くなります。攻撃の途中でパスカットされてカウンターを喰らうと一気に致命傷です。
なのでカウンターを喰らう前に、素早く守備へ切り替え、自陣でボールを奪い返す事で守備を成立させ、再び攻撃に転ずる。
高いボール保持率を叩き出し、相手に攻める機会すら与えずに勝つ。
これが強いポゼッションサッカーのカラクリだと思っています。
昔、ペップが率いていたバルセロナは6秒間。(世界を圧巻したクロップドルトムントのゲーゲンプレスの元祖はコレですね。)
現在、ペップが率いているバイエルンは4秒間、ボールを失った瞬間にプレスをかけます。
では、ロジャーズのリバプールはどうか??
リーグ最終戦のストーク戦に限って言えば、0秒ですたい。
ディスイズ無抵抗wwwひたすらにカウンターを喰らってwwwwwwミドルシュート爆撃祭りwwwwwwwワロタwwwww
ワ・・・ロ・・・タ・・・(虚無)
なんちゃってポゼッションサッカーを試みた末路。なんでしょうか。
一応擁護しますと、チームの調子が良い時とビッグマッチの時はちゃんとやってましたよ。
これは、ただの持論なんですが、チームの調子と守備は連動している様な気がしています。負けている時は何もかもが疑心になり、正しいアクションを取れなかったり、正しいアクションを取るのにも時間がかかってしまい、相手に飲み込まれてしまう。
ロジャーズは監督として「選手のモチベーションを上げる能力」も、欠如していたのかも知れないですね。
そして、15−16シーズンへ。
僕の予想ですがおそらく、ブレンダンロジャーズは解任されます。
リバプールサポーターからの信頼を失い、ロジャーズの力不足を知ったフロントは見切りを付けるでしょう。後任はユルゲンクロップ、ラファベニテス、カルロアンチェロッティが噂されています。
次回、ブログを更新した際に決定しているでしょう。
今シーズン、ロジャーズは解任されても文句を言えない出来でした。
ただ一つだけ思うのは、フロントは多少の低迷を迎えたとしても、将来的なビジョンを見据えて長期政権を託せるロジャーズを就任させたと思っていた。
それこそジェラード退団後も任せられるように、1年目も辛抱したんでしょうに。
ジェラードがいないリバプールの指揮を執らせてから、続投だ辞任だの話ではないのか??
そもそもこの3年間は『衰えたジェラードを使って勝つ』という至上命題の上、チーム構成を考えていた。
「呪縛」や「足かせ」そういった醜い言葉でメディアはジェラードを批難していた。
そんなジェラードをアンカーに起用して蘇らせた事を忘れてしまったのか?
昨季、最終節までもつれた優勝争いを無かったものにしてしまうのか??
いまだキックアンドラッシュが強く根付くプレミアリーグにおいて革新性を見出すサッカーをするためのロジャーズの就任ではなかったのか?
たった1年の失敗、その失敗も監督に責任を押し付けるような形で本当に良いのか?
リバプールFC繁栄のためにロジャーズを解任するなら、それは致し方ない。
クラブより偉大なものは無い。
我々はクラブの繁栄、巨大化を祈り金銭を投ずるだけだ。
ただ・・・もしロジャーズが解任されたとしても、プレミアリーグに新たな風を吹かせた英国人監督に最大の賛辞を贈りたい。
You'll Never Walk Alone