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The Cavern Club

愛するクラブはLiverpool FC! 愛するスタジアムはAnfield。 愛する四字熟語はYNWA

Different character

 

アモンファー!!!!(テンテレテンテン、テレテレーン)

バークレイズプレミアリーグ15-16シーズンが遂に開幕!!
あーでもないこーでもないとつぶやく我々の週末が帰ってきましたね。
 
ということで、今回のエントリーは星の数ほどあるリバプールの弱点と
今シーズンの戦い方というテーマでキーボードをカタカタやろうと思います。
 
 
 
リバプールの弱点
 
 もはや周知の事実だと思いますが、ココです。
 

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(4バックでは)左SBと左CBのスペース。
(3バックでは)左WBと左CBのスペースです。
実際の試合ではどうなっているのか見てみましょう。
 
 
 

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他のDF間の距離を白線。
左SBと左CBの距離を赤線にしてみたのですがいかがでしょう。
白線に比べて、赤線は明らかに長いです。シロナガスクジラです。
さらに言うと、試合によって左SBの選手は違いますが、左CBの選手はすべて同じ選手なんです。
 
ええ?そうですそうです。
俺たちのデヤン・ロブレンです。

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(ゴールセレブレーションは嫉妬を覚えるほど格好いいな)
 
 
リバポはあそこを攻められると非常に脆い。
危ないと思った選手が慌てて守るだけで、チームとして決まった対処が無いのが現状。
 
 
 
ロブレンに左SB方向にスライドして赤線の距離を縮めてほしいのですが出来ません。
そもそもスライドをする気があるのか、ないのか。
監督にやるなと言われている可能性もありますが、とにかく出来ません。
仮に出来たとしたら、それは偶発的なアクションである可能性の方が高いです。 
 
ロブレンは隣のCBとの距離が広がるのを嫌う傾向があり(ロブレンだけに限った事では無いけども)なおかつその傾向が他の選手よりも強い為、こんな事態に陥っているのでは?というのが個人的な見解です。
右方向から攻められている際の右CBとの距離を保つ横スライドは割と正確に出来ているので、そう思わざるを得ない訳です。
 
状況によってはスライドせずにエリア内に留まることが正解なケースも多々あります。
しかし、左SBがドリブルで抜かれた瞬間、あっさりとペナルティエリアに侵入を許すような守備組織はハッキリ言って異常だと思うんです。
 
 
 
11人で行うフットボールという競技において、一人だけを批難するのはナンセンスだと思っています(実際、他の選手も散々だった訳ですし)
ロブレンは加入当初から傑出したパフォーマンスとは決して言えたものではありませんでしたが、コンディションが上がるにつれて対人守備、空中戦あたりは割と改善傾向に向かっていました。
 
が、それ以外(被カウンター時の対応、スライディングの使用判断、クリアボールの質等々)はあまり改善が見られない状況であり。
特にポジショニング1シーズンが経過しましたが酷い有様です。
擁護しきれないレベルだなぁ。とも思ってしまうのが正直なところです。
 
とまぁ、ロブレンについて散々に言いましたが、そもそも
1人が悪くても周りが助け合い、命がけでゴールを守る!!
これが世の常であり、フットボールの本質(一度この単語を使ってみたかった!)であり、この競技の見所な訳じゃないですか?
じゃあどうしたらいいのさって話なんですけど
せっかくの機会なので、『組織的に守る』他リーグの雄から勉強しましょう。
 
 
 
 
まずはサイレンサー付きルガー・マークⅡが似合うこのお方。

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 (袖口にハンドガン忍ばせてそう)
 
 

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ボールマンには2対1で対応。
左SB、右CBの中間に移行する左CBキエッリーニ横スライド
DFラインは互いの背後を守り合うディアゴナーレ。 
 
 
ではもう一枚。

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最終ラインではボールの対角線上をケアしつつ
互いの背後を守り合う斜めの位置関係(ディアゴナーレ) 
左SBのカバーと裏のスペース管理を担うキエッリーニ横スライドが光りますね。 
カウンターの為に前線は2枚を残したコンパクトな4-4ブロック。
無駄のない鮮やかな守備。これがカルチョの神髄なんでしょうね。
選手陣容が大きく変わったユベントスに来季も注目です。
 
 

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続きまして、竹刀とメリケンサックが似合うこのお方。

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基本的には4-4-2の3ラインなのですが。
 
 
(相手をレアルマドリーで統一する無駄な豪華さwwwwwww)

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フラットに4枚が並んだ等間隔なDFライン。 
クロスを競り合った後のセカンドボールにも対応できるよう中盤も近い仕様。
実に狭小な4-4ブロック。バイタルエリアの締め具合もお見事。
 
 
 もう一枚。
これは日本人ですら聞いているかどうかみたいな曲を聞かされ、必死にタオルを振るよう指示された挙句、曲の感想を求められた悲哀のC・ロナウドがサイドの深い位置でボールを持っている局面。f:id:jariise-0618:20150816154719p:plain
 
ここでアトレティコは変形します。 
ボールマンには左SBと左SHの2対1で対応→左CBもボールサイドへスライド。
そして大きく開いた両CB間にボランチ縦スライド←ここ重要!!
4-4ブロックからカットインにもクロスにも対応可能な5-3ブロックに変形。
 
オリハルコンより固い(確信)
なんというか、別々も人間がやっているはずなのにチームが機械的。というかオートマチックな守備を見せてくれますよね。アトレティコって。
『11人のシメオネ』なんていう通り名は伊達ではないなと思う次第です。
 
 
中央を固く閉ざし、失点の可能性を極限まで下げる守備こそシメオネ術ですね。

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また、CBは横スライドせずにボランチがSB-CB間に縦スライドする形。
状況によっては2トップの一角も縦スライドして5-4ブロックを作る形がある事も追記しておきます。(もはや5-5ブロックの時もあるよね笑)
 
 
 
でも、マンジュキッチやグリーズマンを守備に奔走させると、カウンターの基準点が無くなってしまうのでは・・・?
なんて思った、そこのあなた。
 
ぼく「親分!ここで5-4ブロックにしてしまうとカウンターのっ」
 
親分「カウンター?フッ(鼻で笑う)
小僧、リーガを舐めるな・・」
 

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こういった愚問を投げかける、たわけ者は親分に睨まれて終わりです。
そんな質問は天津で爆発させましょう。  
 
 
 
 
 
ふざけきったところで、話をリバプールに戻します。
現実問題、前述した2チーム並の守備を求めるのは流石に酷と言うもの。
でも、それなりには仕上げてほしいなぁ。どうやってあそこを埋めるのかな?
とか思っていた矢先、プレシーズンで新布陣が爆誕します。これです。
 

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 4−1−4−1です。

 
 
 
 
これで相手の(WG)SHにボールを持たれても

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これです。
ユベントス横スライドアトレティコ縦スライドを駆使して、SB-CB間を埋めていた訳ですが、リバプールアンカー(ボランチ)の縦スライドを選択。
 
前述の2チームに比べたらラインの正確さも、中盤の連動性も、バイタルエリアの締め具合も、ボールマンへの寄せもシャイセな出来ですが、少しだけ進歩しました。
安易に守備の人数を増やすのではなく、まずはロブレンに横スライドを教えてみて、それでも!どうしても!ダメならば!擬似5バックにせえよ!
と叫びたい気持ちで一杯ですが、まずはココにメスを入れただけ良しとしましょう。よっしゃ!!!これで勝つる!!堅守のリバポ復活や!! 
 
 
こんな事を思っていたところで、プレミアが開幕しストーク戦を迎えるのですがフォーメーションはまさかの4-2-3-1wwwwwwwwwwwwwww
(案の定、機能不全起こして左SB-左CB間を狙い撃ちにされてんじゃねーかYO!!)プレシーズンで一番練習していなかった、なおかつお世辞にも機能していたとは言えないフォーメーションをこの土壇場で選択するとは・・・
ブレンダンロジャーズ、とんでもないドM指揮官である。
 
 
 
 *Different character
 
ちなみに試合はジェラードよろしくコウチーニョ様の理不尽ミドルシュートリバプールが勝つ訳なのですが。
ロジャーズ「前回のブリタニアで戦った時(1-6で大敗)とは違うキャラクターを見せる事が出来てよかった。」と試合後に語っていました。
 
今夏、3250万ポンドを投じて獲得したCFクリスティアン・ベンテケは、リバプールを今までとは全く違うキャラクターに変えられる選手だと僕は思っています。
なぜなら、ベンテケの獲得はロングボールの解禁を意味します。
 
 
 
 局面は左へ攻めるリバプール
GKは10メートルほどドリブルした後、サイドに流れたベンテケに大きく蹴り込む。

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ボールがまだ宙を舞っているのに、アイブとララーナは競り合うベンテケを追い越して左SBの裏へ走り込んでいる。
 
 
相手の左SB、左CBがベンテケと競り合う為に出てきたので赤丸のスペースがある。ベンテケはしっかりとボールを後ろの赤丸へ逸らす。

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ララーナはベンテケが競り合う前から赤丸へ走り込んでいたので、マイボールに。
たった1本のパスとヘッドでサイドの深い位置まで前進に成功。
 
 
 
 
 
 左へ攻めるリバプール

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 GKはサイドに流れたベンテケに大きく蹴り込む。
 ベンテケは余裕を持ってコウチーニョの足下へ落とす。
たった1本のパスとヘッドでアタッキングサードまで前進
 
 
 
 
 
 
他チームのファンからすれば、だから何なの?って話なのですが
リバプールファンとしてはこの変化は相当なものです。
 

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数年前のロジャーズは、本来のプレミアリーグのイメージとは大きくかけ離れたポゼッションフットボールを軸に据えるスウォンジーを率いていた。
ブックメーカーでは真っ先に2部降格候補に挙げられるスウォンジーであったが、アーセナルマンチェスター・シティ相手にもポゼッションを譲らない堂々の戦いぶりを見せるロジャーズは見事、リバプールで指揮を執る事になる。
 
そんな彼は監督、就任会見時に
リバプールほどのクラブが簡単にロングボールを蹴るなど、あってはならない。」
我々はショートパスを中心に戦う。
そんな内容の「マニフェスト」を就任会見で掲げた訳なんですけども。
ビルドアップは本当にショートパス一辺倒なんですねー。
 
相手がハイプレスで来たとしても、ピッチがぬかるんでいても、シュクルテルが苦しそうな表情を浮かべようともショートパス。(スアレスの自伝に書いてあったけど、短いパスを繋ぐことがストレスでDF陣は相当ナーバスになったみたいね。)
上官の令は絶対。雨が降ろうが槍が降ろうがリバプールはショートパスを繋ぐ。
それは月月火水木金金ショートパス地獄であり
それはチャールズ・ヒューズが見たら昏睡状態に陥る光景であり。
それはリバプールはパコ・へメスが率いるラージョ・バジェカーノと共に「人間回天桜花フットボール」という新たなジャンルの確立である。
 
実際、ラージョは最前線にマヌーチョというロングボールの的を置いたり、相手がハイプレスを敢行の際、ゼ・カストロあたりが巧妙に浮き球を使ったりするのでリバポほどショートパスの一本槍ではないけどね(笑)
 
 
 
 
 
「我々にはトップクラスのストライカーが必要だ。」
なんていうクソッタレな発言(しかもシーズンの真っ最中に!)が、あってのベンテケの獲得でして、感情論も込めてベンテケには否定的だったのが正直なところです。
 
約1年前にアキレス腱を断裂したベンテケに3000万ポンドを超える大金を支払うのは、リスクの方が大きい賭けに思えます。
患側のハムストリングスにかかる負担は増え、個人差があれど健側と比較した際、筋力差が出るので他部位に怪我が発生するリスクを負う事になる。
また空中戦や相手を背負うプレーも多い選手なので、アキレス腱の再断裂には最も注意しなければいけないですよね。というメディカル面の問題。
 
後は前述したショートパスに拘る「マニフェスト」をロジャーズが捨てられるのか?
という猜疑心もありました。
ポゼッションを55%握る事が可能ならば、相手に死をもたらす(キリッ)
なんて事を言い出す監督の下で、ベンテケが上手く適合出来るのか?
そもそもロングボールを使わないのならば、ベンテケでなくても良いのでは?
 
そんな諸々の疑問があったのですが、今のところ全てクリアしています。
怪我もしていませんし、上手く適合していますし、ロングボールも使っています。
 
先日のアーセナル戦の後半ではポゼッション率、30%とちょっと。
ロングボールの的になったベンテケは16回、空中戦に勝利。
近年のリバプールからはちょっと想像が出来ない2つの数字ですね。
 
思い返すとベンテケの他に補強の噂に根強く名前が挙がっていた選手は、空中が職場のサラモン・ロンドンやフェルナンド・ジョレンテだったことから、クソッタレ発言の時点で、ロングボールの導入は既定路線だったのでしょう。
ランバートやバロテッリには申し訳ないが、ロジャーズの進化の為には必要な犠牲だったのかな。とも思ってしまいます。
 
 
 
 
今までのロジャーズはグアルディオラ要素が強いと思っていたのだけど
4-1-4-1の施行、アーセナル戦の作戦と采配、ロングボールの導入など今季のロジャーズは師であるモウリーニョに寄ってるよね。
リアリストになってきたなぁ。
スタイルの変化に対する評価の判断は、シーズン終了後に判断するべきだと思うのですが、今のところ(たった3試合ですが)好調で何よりです。
僕はグアルディオラをパクってる感じのロジャーズの方が好きだけどね(爆)
 
次はstrong characterあたりを試合後のインタビューで聞ける事を願って、今回のエントリーを終了致します。
 
 

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 (追記:ボーンマス戦のロブレンはちゃんと横スライドしてましたねwww本当この選手の行動は読めないですなwww)