TSG Hoffenheim × Liverpool
お久しぶりでございます。
今朝のCLプレーオフは最高に面白い一戦でしたね。
このドイツ人戦争は更新しなければなと思い、久しぶりに頑張ろうと思います。
ブログのことを忘れていたわけではないんですけどね!!!
あと私事ですが、リトルマジシャンよろしく前職場にトランスファーリクエストを提出し、職場や生活環境変化のせいでフットボールどころではなかった。。。
というベタな言い訳を残してですね、さっそく本題に移りたいと思います。
TSG Hoffenheim × Liverpool
16-17シーズン欧州フットボールにおいて戦術スパイラルの最先端を独走していたのは、間違いなくユリアン・ナーゲルスマン率いるホッフェンハイムでした。
ヨーロッパ最大のソフトウェア企業であるSAPと経済面、研究面で手を組んでいるチームであるホッフェンハイム。
有名なエピソードとして練習場に巨大スクリーンを設営し、i Padで照射した情報を各選手リアルタイムで共有する。練習中にドローンを上空に飛ばし、ポジショニングを調整する(選手からは不評で1度で終わったらしい)など、他のチームに比べ明らかな特異性を持つチームであることは間違いない。
”心技体”の以外の要素からフットボールを圧巻するドイツ革命軍の指揮官が30歳のユリアン・ナーゲルスマンです。
対峙するのは、イギリスのリヴァプール。
数年前ボルシア・ドルトムントで”ゲーゲンプレッシング”を武器に、世界フットボール界を震撼させたユルゲン・クロップ率いるリヴァプール。
当時その影響は計り知れず同国最大のライバルであるバイエルン・ミュンヘンも採用し、Jリーグでは湘南ベルマーレ等の試合を見ると世界的な普及度、認知度は容易に見て取れる。
しかし、いまではボールロスト後のプレスはどのチームでも標準装備として実装されている。更にはロジャー・シュミットが提唱する”オールタイムプレッシング”の台頭によりゲーゲンプレッシングの特異性は希釈されたと考えるべきでしょう。
かつての革命家は何を考え、どこを見つめているのか、ユルゲン・クロップの3シーズン目が始まる。
*Starting Lineup
リヴァプールはダニエル・スターリッジ、ナサニエル・クライン、アダム・ララーナが怪我で欠場。
10番フィリペ・コウチーニョは家庭の事情で欠席。とツギハギ感の強いアウェイチームに対し、ホッフェンハイムは揃えられるベストメンバーを選出。
ただ昨季の屋台骨、CBのニクラス・ズーレ、アンカーのルディは揃ってフリーでバイエルン・ミュンヘンへと移籍。
今使える材料でどうにかする、というのも監督の大事な仕事ではあるので、そういった点も今プレーオフの注目ポイントとなる。
試合結果としてはアウェイのリヴァプールが1-2で勝利を収める。
また結果以外で注目するポイントとして、両監督ともペップ・グアルディオラのバルセロナをモチーフにそれぞれ自分のチームを昇華させた、という点。
世界の戦術ジャンキー達を唸らせるホッフェンハイムのシステムとリヴァプールのゲームプランはもちろん、その他要素にもフォーカスを当てながら行きましょう。
*プレッシングとビルドアップ
ライン・ネッカー・アレナに響き渡るCLのアンセムにより観客のボルテージは最高潮まで容易に引き上げられた。
応援の後押しを受けるホッフェンハイムが前半からボールを支配する展開となった。
ボールをポゼッションするホッフェンハイムと
プレッシングでボールを狩らんとするリヴァプール
源流の盾と矛が激突する。
右から左に攻めるホッフェンハイム
中央CB→アンカー→右CBと繋いだホッフェンハイム。
右WBに繋ぎピッチをワイドに使う。
ホッフェンハイムの右WBカデルジャベクは受けたボールをCBへダイレクトで下げる。
対するリヴァプールはセオリー通り、サイド圧縮でハメる。
縦軸はSBモレノとWGマネが前後から挟み込む。
リヴァプールファンにはお馴染みの光景である。
敵のバックパスに対し獰猛に食いついてそのままボールを奪う
もしくは苦し紛れなロングボールを蹴らせる事でボールを回収するのは、リヴァプールの黄金パターンだが、ここで問題となるのが新加入WGサラーの存在だ。
このサラーが何を招くか、見て行くと。
ホッフェンハイムはWB→CB→GK→CBフォクトまで繋ぎ、攻撃を作り直す。
CBフォクトは攻撃するサイドを変え、既に2つのパスコースを確保。
そしてフォクトが選んだパスコースは
3つめのパスコース、左WBツーバーである。
逆サイドに密集を作っていたリヴァプールのオープンスペースをドリブルで前進。
更にドリブラーにより視線を固定された右SBアーノルドの前と裏を2人がランニングし、 ホッフェンハイムの濁流がリバプールのサイドを飲み込む。
視点をリヴァプールのサラーに戻すと、プレッシング時は絞りが緩く、バックパスに対してチャレンジが不可能なポジショニングを取ってしまい、バックパスのボールに無抵抗。そしてホッフェンハイムに攻撃を作り直される。
さらに中途半端な位置を取ったため、作り直された後もパスコースを1つも遮断が出来ずWBツーバーまで繋がれる始末。
この展開に「最初からどこを守ってたんだ」「ふざけた前髪のせいか?」「前がスパレッティじゃしょうがねえか」などというリヴァプールファンの声が聞こえてきそうだが、ここにプレッシングの危険性が秘められている。
ハマり始めると敵無しのように思えるプレッシングだが、1人でも中途半端な動きを見せると途端に疎部となっている急所を晒す事となってしまうんですね。
爆発力と危険性が同居しているからこそ、不完全なプレッシングは命取りとなる。
一方では、リヴァプールのプレスを容易に搔い潜ったホッフェンハイムのボール循環も素晴らしいの1言に尽きる。
*DNAとテクノロジー
当時欧州を震撼させたペップバルサでは連続したショートパスとダイレクトプレー、 常にトライアングルを形成し、ビルドアップや崩しまで行っていた。
危険極まりないスタイルなのは間違いないが、恒久的にボールを握り続けるバルセロナのアイデンティティがカンテラまで染み渡っているから可能であったのだろう。
シャビの言う「バルサのDNA」と同意義だと思う。
幼少期から飽くなき間でのロンドを続けた上で、 完成されたものだ。
それから時は流れ、若きナーゲルスマンはテクノロジーと手を組んだ。
昨季ブンデスリーガ4位の陰に触れてみよう。
フォーメーションは3-4-2-1と表記される事が多いが、このチームではただの羅列された数字にすぎない。
まずビルドアップでは基本的に3CBとアンカー、両WBの6人、必要であればGKも参加する陣容となっておりプレスの網を搔い潜る。
前線に残る4人はフリーランニングを続け、ボールが敵陣を超えたら一気呵成に攻め入るのがホッフェンハイムなのである。
この6人のポジショニングこそがホッフェンハイムの最大の武器であり、メガクラブと渡り合える命綱となっている。
また大黒柱である中央CBのフォクト、アンカーのデミルバイは高精度の長短パスを得意としており、彼らを経由し、必ず攻撃が始まる。
さらにホッフェンハイムを語る上で、絶対に欠かせないキーワードがある。
「ダイアゴナル」だ。
右から左に攻めるホッフェンハイム
右CBから右WBに展開する。
WGマネは少し遅れながらもCBにアプローチ。
右WBに繋ぐホッフェンハイム
WGマネはCBからWBへの2度追いを敢行し、プレッシャーをかける。
が、SBモレノはさきほどの攻撃が頭に残っているのか、背後が気になるのか、ボールマンにチャレンジ出来ず、無意味なポジショニングをとってしまう。
リヴァプール、先ほどはサラーの「横軸のズレ」、いまはモレノの「縦軸のズレ」によりまたも完成度の低いプレッシングを晒してしまう。
WBカデルジャベクはここから楔を打つ。
CFワーグナーが下りる。
ここで苦しいのはリヴァプール。
中途半端なプレッシングによりボールマンにはノープレッシャーとなっており、視線もボールマンに固定されているため人を捉える事が出来ない。
下りてきたワーグナーが楔を受け。
入れ替わる形でクラマリッチがサイドの裏を爆走する。
ここで難しい決断を選ばないといけないのはCBのロブレン
・下りるワーグナーに着いて行き潰す
・抜けるクラマリッチに着いて行くか
ここでロブレンは裏のクラマリッチを選択。
CBを引きずり出したホッフェンハイムはゴール前に早いボールを入れる。
リヴァプールに間一髪クリアされてしまうが、触れば1点モノ。
自陣からの完璧なビルドアップ〜崩しだったと言える。
と、ここでもう1つ場面を戻してみよう。
まだ前半の早い時間帯だったという状況なので、すぐパスを入れたがおそらく昨季のホッフェンハイムであれば
ワーグナーが青丸のスペースに走り込み、中央のCBをサイドまで引きずり出す。
そして中央で1vs1を構成してからのパス。
もしくは先頭がDFを奥まで引っ張って、中央のグナブリーがバイタル勝負。
といったシナリオで勝負してくると思う。
と、言うように、自陣のビルドアップからフィニッシュまでの流れを紹介したが、ホッフェンハイムはパスコース、人の移動、フリーランニングのコース。
その大部分が「ダイアゴナル=斜め」 なのである。
更に言うと先ほどのプレスを剥がしたボール循環も斜めの動きが凄く取り入れられているいる。また止められはしたものの、ロブレンが与えたPKも右のSB裏スペースに斜め方向の走り込みから生まれた物である。
ホッフェンハイムは右サイドから攻める事が多かったのですが、リヴァプールはSBモレノのところを変えないと、上に上がれないよなと思う次第です(後述)
ダイアゴナルを武器にこの試合美しいボール循環を見せ続けるホッフェンハイムだが、ペップバルサとは大きく乖離している点が存在するのも事実である。
*もう1つのバルセロナ
ここでリヴァプールのゲームプランにも目を当ててみよう。
今節では、高いインテンシティのプレッシングを目にする時間帯が少なく、自陣で構える時間が多かった。そうさせられたという面もあるだろうが、自らそれを選んだ側面もあるのだろう。
リヴァプールはプレッシングをかけても外される場面が多く見られたが、おそらく想定内の事態でもあった。
右から左に攻めるホッフェンハイム。
ロングボールを跳ね返され、回収せんとする両チーム。
先に触ったのはホッフェンハイムだが、リヴァプールの選手達は既に身体の向きがボールが基準になっている。
正面のフィルミーノがアタックをかけ、ボールを後ろに下げさせる。
これに反応したのがサラー。
CBにセカンドアタックを仕掛け、ホッフェンハイムはボールロスト。
拾ったフィルミーノはスペースに展開し
こうなるんですね。
高いポゼッション率を保つ為には、それだけ複数のパスコースを作り出さなければならずボールを失った直後も迅速に回収し、冷静にボールを繋がなければならない。
「ボールを失わない」意識も勿論大事なのだけど、「失った後」の意識とリアクションが何よりも大事なのである。
具体的に言うと、アバウトなボールを連続して繋ぐ力と、ネガティブトランジションの強度と意識に欠けていたため、リヴァプールに長い距離のカウンターを許すシーンが散見されていました。
リヴァプール目線で話すと、多少自陣に押し込まれる事は想定内。
むしろアバウトなボールを拾えれば、広大なスペースを使えるロングカウンター戦術の方が都合がいいといった解釈だったと思う。
実際にカウンターからのチャンスは何度も生まれている。
次にホッフェンハイムのプレッシングとリヴァプールのビルドアップを。
ホッフェンハイムは5-3-2でプレッシングをかける
前の2枚でボールにプレッシャーをかけ、中盤の3枚で中央を使わせないようガッチリと締める。さらに中盤3枚のうち1人がアンカーのヘンダーソンを捕まえる。
そのためリヴァプールは中央は使えず、SBモレノに展開し、WGのマネに繋げるもののスローインとなる。
ホッフェンハイムはボールを外→外ルートに追い込んで中央を使わせない目論見であったが、このスローインによってホッフェンハイムの問題点が明るみになってしまう。
頭で中央のマネに向けて送り出すのだが、ホッフェンハイムの5バックは寄せない。
前を向いたマネから中央のジャン→逆サイドのSBアーノルドへと繋ぎ
こうなる訳です。
もう1つリヴァプールの先制点へと繋がった攻撃を。
左から右に攻めるリヴァプール
中央に絞ったWGマネへCBから直接縦パス。
ここで注目なのがCBのビチャーチッチ。
MFとDFのライン間に漂い、パスを受けるマネに対して、後退。
これが何を招くかと言うと
マネが中央で簡単に前を向けてしまうんですね。
マネはこのままペナルティエリア前まで前進し、FKを獲得。
18歳のアレキサンダー・アーノルドが美しい右足で1点を獲得する。
ホッフェンハイムの守備最大の問題点は5バックの消極性にある。
ああも簡単にマネに前を向かせるのは、ハッキリ言って愚の骨頂。
辛辣な海外厨であれば、「さてはナーゲルスマン、メッシとセルヒオ・ラモスの戦いの歴史を知らんな」と呆れ顔をされてしまう案件であろう。
マネが余りにも簡単に前を向けてしまう事に加え、対人のビチャーチッチとのデュエルを制しチャンスを作っていたため、リヴァプールの遅攻は「マネにボールを届けること」が最優先目標になっていた。
更に踏み込んで言うと、ここがバルセロナ(リヴァプール)とホッフェンハイムの違いなのですが、チームにおけるクラックが不在ですよね。
ホッフェンハイムはボールをアタッキングサードまで運ぶ点においては世界でも有数のチームだと思いますが、そこからがもう1つ欲しいなあという感じです。
もっともっと言うと、科学仕込みのポゼッションだけでは、頑張ってもバルサほどは繋げられるようにはならないよな。。という。
逆に言うと、だからこそ攻撃が多彩で守りにくいのは間違いないよなぁと思っていた所で、前半が終了。
ハーフタイムを挟んで、両チームはどう変わったのでしょうか。
*2nd Half
ハーフタイムを終えてどのような変化を見せるのだろうか。
先に動きを見せたのはホッフェンハイム。
左から右に攻めるホッフェンハイム
リヴァプールの攻撃を防ぎ、ゲーゲンプレスもかわしきった瞬間である。
ボールを持つのはアンカー、デミルバイ。
斜めの鋭いパスではなく、逆サイドのスペースに展開。
ここで苦しいのはリヴァプール
スペースへの展開に対し、速やかに自陣に撤退する。
密度の薄いスペースに展開したホッフェンハイム
SBモレノを引きずり出し、中央を更に薄くする。
ボールサイドの密度を高めると、もちろん逆サイドは薄くなる。
モレノを引きずり出され、さらに斜めに走り込んでくる2人を捉えきれないリヴァプール。
斜めに走り込んできた2人の青はコンビネーションプレー。
抜け出したグナブリーはミニョレのニアを抜き、ネットを揺らすもオフサイド。
鋭い斜めパスとSB裏のスペースを徹底攻略していた前半とは打って変わり、早く遠いスペースへの展開を選択する場面が増えてきた。
闇雲なボールを大きく展開するのではなく角度を付けたボールを放ち、背後に逸らしたり、中央へ折り返したりと工夫をつけた攻撃に加え、前半のようなポゼッション攻撃を織り交ぜるホッフェンハイム。
点を取りにきたナーゲルスマン。
と、ここで散々やられたマネへの対策も気になるため、後半の守備も見ていこう。
自陣でも同様に5-3-2でブロックを組むホッフェンハイム。
リヴァプールは前を向いたジャンに合わせる形で裏に走り出すマネ
うん、何にも変わってないね。
前の2枚はボールマンに対してノープレッシャーの棒立ちだし、裏の5バックは裏に抜けるマネを1度も見ずに簡単に裏取られるしで、これ5-3-2の体を為してるだけでボールも人も守れて無いじゃねーかという。笑
あっ、これハーフタイムはずっと攻撃の話してたんだな。
と察したのは私だけではないだろう。
前半は人に着く意識の強かったプレッシングを見せていたが、後半はアンカーのデミルバイをケアし始めた。
まず手を加えた理由の1つに、ホッフェンハイムは攻撃のサイドを変える際、相当な確立でデミルバイを経由する。
1度ボールサイドに寄せた状態から、サイドを変えられると一気に前進されてしまうリヴァプールはサイドチェンジを防ぐためここから潰す。
具体的に言うと、2ライン目にいる中盤の選手が前を向かせないよう常に近いプレッシャーをかける。
こうすることでビルドアップが片方のサイドチェンジだけで収束し、突破されても人が揃った状態で攻撃が受けきれる為である。
もう1つの理由としては
アンカーからボールを奪えば、ゴールまで1クッションで行けると言う至極明快な理由からくる物である。
この場面でもパスが出た瞬間、ジャンがチャレンジに行く。
ここでアンカーへのパスがズレる。
低い位置で失った際、最終ラインを守る防波堤が存在しないと
必然的に1パスでこうなってしまう。
バルセロナでいうブスケッツ、バイエルンでのアロンソに当たるこのアンカーだが昨季まではルディが担当していた。
この試合では器用富豪なデミルバイに任せていたのだが、ボールを貰う前のルックアップだとか、ハンドサインなんかが前者の2名に比べるともうちょっと感は否めず、ボールロストも少しずつ増え始める。
ロングボールとプレッシングで互いに相手の長所と短所を殴るリヴァプールとホッフェンハイム。
場面は低い位置からカウンターを始めたマネが倒され、ワイナルドゥムがクイックリスタート。
最終ラインが無防備な状態に晒される。
ここからサイドのミルナーに展開し、運もありリヴァプールは追加点。
ここでプレーが始まっているのにも関わらず、いつまでも怒っているアミリもワイナルドゥムとは対称的に写ったのですが、やはり問題はこの5バックである。
この数的優位な状況にも関わらず、ボールマンに誰もチャレンジせずズルズル下がるだけで、DFの間をパスで抜かれフリーのミルナーに繋がれ、決められてしまう。
敢えて言いますが、なんだこの童貞ディフェンスは・・・
ホッフェンハイムは攻守共にデミルバイの依存度が高いなと思った次第です。
食いつきすぎるのも良くないけども。全く行かないのも良くないです。
ここで1つ、18歳アレキサンダー・アーノルドの素晴らしいお手本を見てみましょう。
局面は右から左に攻めるホッフェンハイム
サイドからボールを受け取り、仕掛けようとする場面。
ここでアーノルドはまず一度、首を振るんですね。
そして3対2での数的優位を認識する
そして何よりも素晴らしいのが、この身体の向きなんですね。
中央、右、左サイドのどこに展開されても対応可でありスペースに動く敵とボールマンを同時に捉えながらの守備が可能
ここでサイドに展開されるも、先ほど首を振って見ていたので
ボールに対して全力でアプローチできる訳ですね。
素晴らしい対応です。
もちろん簡単に食いついて裏を取られる場面もありましたが、それでも両チームのWB、SBのオフホワイトディフェンスに比べたら良い守備をしていたと思います。
前述したようにモレノのところをこういう対応が出来る選手に変えないとリヴァプールはいつまでたっても、あそこを攻め続けられるし、カバーするロブレンは叩かれ続けるだろうなと。。。。
試合は、ミルナーのゴール後 リヴァプールらしいクソ失点 ホッフェンハイムに素晴らしいゴールを決められ、 1-2に。
更にホッフェンハイムはクソッタレなセットディフェンス セットプレーを含むロングボール攻撃でミニョレを脅かすも、ゴールネットは揺らせず1-2でリヴァプールがアウェイの地で勝利を収めます。
ペップバルサの代名詞である「ポゼッション」と「ネガティブトランジション」
その片方ずつを学びそれぞれアレンジを加えた両チームの対戦は凄く面白かったと同時に、どちらも伸びしろがすごいなという感想です。
ホッフェンハイムはCKでニアのストーン役をあの手この手で揺さぶれば簡単に3点くらい取れると思うし、リヴァプールはフィニッシュの精度を上げればもっと点が取れるチームだと思うので、グループステージには、どちらが進出しても驚きは無いです。楽しみです。
最後に、クロップの(ホッフェンハイムには)「あるエリアではボールは持たせた」発言に対するナーゲルスマンのコメントを持って締めさせていただきます。
He won't say 「Hoffenheim played so well we were shit」
「ホッフェンハイムは良かった。
俺たちはクソだった、なんてクロップが言う訳ねーだろ。」